すこぶる快調

しばらく ブログをやすんでしまいました。
ブログを休んでいたので 多くの方が 私のがんが 再発したのでは
ないかと心配してくださっていることを年賀状で知りました。
ブログを書き続けるということは 内容よりも「元気にしています。」
という信号なのだということがわかったので 書くことにしました。

実は 書く内容は 歩きながら、とか、電車に乗っている途中で思い付く
のですが 家に帰ってさて書こうとすると思いだせなくなって 
自分で自分に腹をたてて 書けなくなっているのです。
まあ、書けるだけ書いてみようと 新年になったので思ったわけです。
しかし 子供の時代に 日記を書くことがとうとう習慣化できなかった
という 前歴がありますから、いつまで続けることができるのかは
判りません。

肝心なことを書いていませんでした。
私の体調は「すこぶる快調」を維持しています。
11月終わりの検査でも 異常は見つからず 次回の検査は5月ということに
なりました。
ありがたい事です。
発症し治療を始めてから約3年を経過しました。
相変わらず「丸山ワクチン」を 周囲のお医者さんの指導を受けながら
一日おきに 自分でA型とB型を交互に注射をしています。

2008年の初夏に病院の治療は終了し、それ以来やっていることは
丸山ワクチン」だけです。
私のがんは 食道がんで、発見した時にはすでに4期Aという末期の段階
に入っていましたから 4期Aの患者の標準治療後の生存率は確か2年後で
20%以下でしたから 私がこんなに元気でいられるのは ラッキーという
ほかありません。
勿論 「丸山ワクチン」が寄与していると 私は思っています。


昨年末から2011年にかけて がんに関するニュースが数多く伝えられました。
ざっと挙げただけでも以下のようになります。
東京大学医科学研究所の中村祐輔教授の研究の瑕疵を 朝日新聞が何らかの意図
をもって 大きく報道したこと。
その報道の大きさは「中村教授の研究つぶしと思われる。」と新薬を
期待する患者団体から強い反発が出て、朝日新聞は 弁明と防戦を
余儀なくされたこと。
上の問題と関連しますが 海外で認可されている新薬の日本での認可が
遅れる いわゆる「ドラッグ・ラグ」が問題になっていること。
一方でなぜか 肺がん治療薬イレッサは2002年夏、世界に先駆けて
日本で承認された。それも不自然なことに 申請からわずか5ヶ月余という
異例の速さで承認されたこと。
拙速に認可してしまった肺がん治療薬イレッサを使用した患者から800人を
越す副作用死者をだしたので 患者団体が製薬企業アストラゼネカ社と国を
訴えたこと。
肺がん治療薬イレッサ訴訟に「和解勧告」がでたこと。

こんなにがん治療関連のニュースが続いたことは今迄そんなにありません。
しかし一方で 昨年夏に食道がんの手術をした 指揮者の小沢征爾さんが
ニューヨークで復帰し、NHK紅白歌合戦で桑田圭祐さんが復帰しました。
この二つは 明るいニュースです。

ブログを休んでいる間に このような事が起こっていました。
次回から このあたりを題材にして がん予防とがん治療について考えていることを
書きたいと思います。