集中力と持続力

集中力と持続力

私が末期の食道がんになりながら 健康を回復できたのは丸山ワクチン
何らかの貢献をしているということが知られるようになって、がん患者ご本人や
がん患者を持つご家族から丸山ワクチンに関するお問い合わせを沢山頂くので、
このブログを書くようになりました。

いろいろな過程を経て丸山ワクチンの注射をすることがやっと
出来るようになったがん患者の方が、1年近く注射をやっているうちに
次第に面倒になり、さぼりはじめ、最終的に止めてしまう方が 
最近 ぼつぼつ出始めています。
まあ、現状、そこそこ問題なく生活出来ていれば 一日おきに注射をするのが
面倒になってしまうのでしょうが がんはそれほど甘いもんじゃありません。
どこかで再び顔をだしますから 本当は警戒をし続けなければならないのです。

人間は 勉強でも 仕事でも 恋愛でも完成させなければならないとなったら
短期間に何とかしてしまうという集中力は誰にもあります。
キャンペーンのように 「何何まであと何日」といった標語ができて
それに合わせて辻褄を合せるのを 私達はみんな得意としています。
そして目標を達成すれば 華々しい成果として讃えられます。

一方で持続力というのは 誰もが持ち合わせているわけではないようです。
現代社会というのは 目標設定が大好きで達成率とか達成度といった数値を
振り回し、成果があがった、とか あがっていないとか言っていますが
そんなもんは 過去に一度経験したことをもう一度繰り返すときにしか
役に立ちません。

新しいことをやり始める時 そのことを心からやりたいと思う同僚や部下
がいることは まず無くて たいていは口には出さなくても 
そのプロジェクトの成功を信じていない連中の集まりですから
結果を早く出すことを リーダーは要求されます。
そんなことは 実際は不可能ですから 新しいことをやろうとするには
一人で始めるか ごく少人数で始めるのが正しいのです。

一人で始めるか 少人数で始めるということは 当然進行は遅くなりますから
時間はかかるわけです。
しかし その進行の遅さを理由にクレームを受けることは 普通ありません。
結果が直ぐには出ないことを当事者が納得していればいいのです。
結果が直ぐにでないことをやり続けるということの困難は想像を絶しています。
やり続ける力を持続力といいます。持続とは 孤独の別名かもしれません。

丸山ワクチンを一日置きに注射し続けるということに意味があるのだろうか、
という疑問がわいてきたら 「自分は孤独に耐えられないのだ。」あるいは
「持続力がないのだ。」ということを自認なさるのがいいのだと思います。